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moto2 class
シリーズチャンピオンは誰の手に。#44山下か、#1佐々木か。

#1佐々木102point、#44山下政弘96point。6point差。残りは今回を含め2戦。

#44山下(政)は6pt差で追うのだが、今回全く乗れていない。#44山下(政)はタイムアタック、予選ヒートともに不調で、決勝グリッド6番。#4山下朋希も同様、12番グリッドとなる(両者ともにアルタイヤ ハスクバーナ レーシング)。

雨は上がらず、コースはダートの粘土質の泥がターマック上にも広がった状態で非常にスリッピー。わずかなミスは即、転倒につながる。

決勝。#4山下(朋)がスタートを上手く決め数台を一気にパスし8位に上がる。#44山下(政)は集団に飲み込まれ逆に順位を落とし7位。レース序盤、早くも前者1台が転倒で脱落。サバイバルゲームとなる。しかしその直後、#44山下政弘も転倒で順位を大きく落とす。が、1台また1台とパスし、#4山下朋希の後ろにまで復活。終盤、上位の1台がジャンプ着地で転倒し消え、#4山下(朋)5位、#44山下(政)6位まであがる。

最終ラップ、#44山下(政)は強引に#4山下(朋)のインを差す。両者は横に並んだまま最終コーナーを立ち上がる。両者ほぼ横並びでチェッカー。結果は#44山下(政)がわずかの差で5位、#4山下(朋)は6位となった。

このレースに勝ったのは#1佐々木。この#1佐々木の勝利で、残念ながら#44山下(政)のシリーズチャンピオンの可能性は消えた。

#1佐々木選手、2年連続となる08年moto2クラスシリーズチャンピオンおめでとうございます。

  • またしても雨…。

  • 前日は晴れていたんですが。

  • 山下朋希選手

    ダートセクションを走る#4山下朋希(アルタイヤ ハスクバーナ レーシング)。
    この姿は転倒したわけではなく、跳ね上げられた泥による。

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    #4山下朋希と#44山下政弘
    (ともにアルタイヤ ハスクバーナ レーシング)

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    #44山下政弘。

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    左が弟の#44山下政弘、今回は5位。右が兄の#4山下朋希、6位。
    レースでは激しいバトルを繰り返すがそれ以外では仲のいい兄弟だ。

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    泥にまみれる#4山下朋希のマシン、SM400R。こんなレースではゼッケンの意味は無いほどに泥にまみれる。 (泥にまみれたマシンは、いつも以上にかっこよく見えるのは何故なんだろう)

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moto1 class
#4松本と#5星野の戦い

#4松本(Agip Husqvarna RACING WORLD with CPsports)がチャンピオンを獲るには、今回を含め残り2戦に勝つしかない。

そして今回もタイムアタックでトップタイムを出す。豪雨の中一人ずば抜けたタイム。ライバルであり後輩であるランキングトップの#5星野は今回4位以内であればチャンピオンを決める。が今ひとつ乗れていない。しかし#5星野はなんとか0.5秒差の2番手タイムを出し、食らいついた。

‹ 予選ヒート ›

1番グリッドは#4松本、2番に#5星野。HOLESHOTを獲ったのは星野だった。絶妙なスタート、Sugoと同じ展開となる。結果は星野がトップでゴール、松本は2位となる。決勝グリッドはポールポジション#5星野、松本は2番グリッドとなる。

‹ 決勝 ›

昨年、この九州で松本は絶妙なスタートを決め、HOLESHOTをポールポジションの佐合から奪い取った。果たして今年、どこで松本は星野の前に出るのか。

そのHOLESHOTを決めたのは星野だった、松本は2番手で1コーナーを抜ける。3番手には#2佐合。雨は一段と強くなる。が、この雨が先ほどまでコース全体を覆っていた泥を洗い流しかえって走りやすい状況となる。この3人は雨を苦にしない、他を寄せ付けずトップグループを形成する。

このセキアヒルズは斜面に出来たコース、そのため大きな水たまりは無いが、コース上には川のような流れができている。その川を削くように走る3台。しかし徐々に佐合は上位2台に離されていく。松本は星野の真後ろにピタリと張り付く。タイムでは松本に分がある。その時のチャンスを作るためにプッシュしつづける。

松本とこの星野は以前同じチームに所属し、先輩と後輩にあたる。当時松本はmoto1とmoto2クラスにダブルエントリーし両クラスでチャンピオン争いをしていた。星野はMOTO1に初参戦の年でmoto2クラスを走っていた。その頃はモタードの走り方がわからず中位を走っていた。すでにトップ争いをしていた松本、まだ何もわからなかった星野。走り方、セットの仕方などよく話をしたという。そしてその2年後の今、2人はライバルとなり、チャンピオンをかけて闘っている。

レース中盤、トップ争いはこの2人に絞られる。松本は星野をプッシュし続ける。特に1コーナーから第1ダートの進入までが松本は速い。毎ラップ追いつめるがなかなかパスするには至らない。第1ダートからターマックに上がるそこは、ダート路面が掘られ、アスファルト面との大きな段差が生まれ、各マシンが大きく跳ねられる。上手く通過しないとこの段差でタイヤかホイールを傷つけてしまうポイントだ。だからといってアクセルをゆるめるわけにはいかない。松本も星野もここで跳ね上げられる。

ついにラストラップ、これが最後だ。松本はラストスパートをかける。1コーナー、つづくダートセクションと星野を追いつめる。そしてそのダートの出口で松本はFタイヤをこのアスファルトの段差に強くあててしまう。バランスを大きく崩すものの持ち直す。が、マシンがまっすぐに進まない。タイヤを裂いてしまった。それでもマシンをなんとか操り前の星野を追いかける。「ホイールを割ってしまったかと思いました。パンクだとわかった時、後ろの佐合さんが視界に入りました。離してはいたけれど、これは無理だなと思いました(この状態で佐合を抑えることは)。」

星野はそのまま逃げ切り最終コーナーを立ち上がっていく。松本のマシンはもう言うことをきかない、が前に進むしかない、走らなければ順位は一つずつ落ちていくだけだ。最終コーナー手前でついに佐合にパスされる。しかしなんとか最終コーナーを立ち上がり、裂けたタイヤを路面にあてないようにストレートを加速させ、なんとかチェッカーを受ける。結局松本は3位でレースを終えた。

星野は今期4勝目。そしてこの瞬間、08年シリーズチャンピオンを決めた。2位には佐合が入った。

豪雨のレースとなった第7戦Kumamotoラウンド。冷たい雨それも豪雨の中、最後まで応援をしていただき、本当にありがとうございました。

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    佐合選手との差を広げていく#4松本

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    星野を追いかける松本

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    言うことを聞かなくなったフロントタイヤ。必死にマシンを操る松本

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    まさに川となったコースを走る#4松本。

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    レース序盤は5位を走る#13金児
    (モトスポーツK's)。

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    スタート直前

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    雨の中、グリッドにマシンを並べるスタッフ。

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    今回#4松本のマシンを整備するのはロードライダーでもある荒選手

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    祝福される星野と、手荒い祝福する松本と佐合。

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    「負けたのは悔しいけど、優位(星野)は後輩なんでチャンピオンを決めたのは本当にうれしい」と語った松本。

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    「全くコケる気がしなかったんだけどね〜」
    今回惜しかった#13金児。

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    一度走ると、転倒しなくともこの様に泥まみれ。
    マシンは#13金児のSM450R

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#1小林、タイムアタックで大転倒。

#1小林(Te's倶楽部withハスクバーナ)は予選ヒートのダートセクションで転倒し、そこでの負傷が大きく決勝はリタイヤとなった。

レースは#28池田のポールtoフィニッシュで、池田が今期2勝目をあげた。

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    タイムアタック中の#1小林。このあとダートでの転倒で負傷。

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    マシンは修復されたのだが…。

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    決勝を走れなかったマシン達

 
MOTO1 ミニ知識

雨と路面
雨のレースではダートセクションは泥状態と化し、タイヤはグリップせず非常に難しいものとなります。またターマック上に広がった泥も滑る要因になります。これはタイヤと路面の間に幕を作ってしまい、全くグリップしません。見た目にはわかりずらいのですがこれ以上にやっかいなのが、もともとターマック路面の隙間に張り付いているタイヤのゴムが雨で浮いてくることです。今回1コーナーの進入で何台かスリップダウンがありました。これはそのためです。他のコーナーに比べ、それほどマシンをバンクさせているわけではないのに何故スリップダウン?と思われた方もいらっしゃると思いますが、サーキットによってはこのようなコーナーがあります。今回はあの1コーナーがそうでした。

フロントフェンダー
雨のレースではフロントフェンダーを少し長いものに換えられています。あれはオフロード用のフェンダーです。フロントタイヤの巻き上げたダートが飛び散るのを防いでいるのです。

なぜ今回はタイヤのパンクが多かったのか。
レポートでも書きましたが、アスファルトとの段差に強くタイヤをあててしまうことで、リムとその硬い路面の段差にタイヤが挟まり、タイヤが押しつぶされて切れてしまうのです。今回予選ヒートで#1大楽選手もフロントタイヤパンクさせてしまいました。

MOTO1 アーカイブ

 
 

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