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MV AGUSTA Japan

moto2 class
#44山下と、#2谷田部のデットヒート。

PolePositionを獲ったのは#44山下政弘(アルタイヤ ハスクバーナ レーシング)、2番グリッドはモトクロス出身の#2谷田部となる。(前戦でmoto2クラスのチャンピオンを決めた#1佐々木はmoto1クラスに参戦し、moto2クラスは欠場)

先にも書いたが、このMotegiラウンドは比較的ヨーロッパ型のコースデザインで、ダートセクションがアクロバティックではないためロード系ライダーとダート系ライダーの差が付きにくいのが特徴だ。また、モトクロス系ライダーにありがちなインにつきやすい傾向があることを狙った、意地の悪いコーナーなどもいくつか作られている。ここを速く走るには、効率の良いライン取りとスムーズな走りが必要となる。

HoleShotを獲ったのは#44山下(政)、#2谷田部がそれにつづく。スタートから一気に#44山下政弘は#2谷田部を突き放す。#2谷田部もくいさがる。周回を重ねる毎に徐々に追い上げていく。

6ラップ目、ついに#2谷田部は得意なダートセクションのジャンプで#44山下政弘に並びかけ、一気にイン側のバンクを使ったラインで#44山下をパスしようと試みる。が、テールがうまく回らずエンジンを止めてしまい大きく後退する。続いて2番手に上がったのはその谷田部のチームメイトの#12長谷川。この長谷川も山下(政)同様ロード系のライダーだ。しかしすでにその差は大きく、追いつくことはできないほどになっていた。

結局#44山下はSM400Rのパワーを生かしたスムーズなライディングで、2位と大きな差を作ってトップでフィニッシュ。最終戦を勝利で締めくくった。

2位は#12長谷川、3位は#78岸田が入った。結局今回は上位の3人ともロード系ライダーとなった。#4山下朋希(アルタイヤ ハスクバーナ レーシング)の#4山下朋希は後半追い上げ7位となる。

#44山下政弘はこの最終戦で08年moto2クラスシリーズランキング2位を得た。

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    トップを走る#44山下政弘とハスクバーナSM400R(アルタイヤ ハスクバーナ レーシング)。

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#44山下政弘。スムーズで無駄のないライン取りでSM400Rをコントロールする。

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#4山下朋希とSM400R(アルタイヤ ハスクバーナ レーシング)。今回は7位

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喜びを爆発させる#44山下政弘。08年moto2クラスポイントランキング2位となる。

 
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オリジナルのショートスイングアームで、より旋回性をあげたSM400R。コンパクトにコーナーを立ち上がる#44山下政弘。

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勝利を掴んだゴール直後の#44山下政弘。

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    #44山下政弘の勝利を誰よりも喜んだのは奥様のMAYUさんかもしれない。山下にとっては最高にして最強(笑)のチームメイトに間違いない。かく言う彼女もまたレディースクラスが開催されると必ずと言うほど優勝するモタードパイロットのひとりだ。

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    #4山下朋希、08年moto2クラスポイントランキング8位となる。
    この山下朋希と山下政弘は兄弟だ。朋希が兄、政弘は弟。レースでは激しく闘うが、レースが終わればとても仲のいい兄弟となる。

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moto1 class
#4松本と#2佐合の戦い。

のmoto1クラスもチャンピオンはすでに#5星野に決定しており、来年の#2を誰が付けるのかという戦いとなった。

それはつまり赤いCRF450#2佐合とハスクSM450RR#4松本(Agip Husqvarna RACING WORLD with CPsports)の戦いということになる。

PPを獲ったのはその#2佐合、そして2番グリッドは#4松本。HoleShotを獲ったのは#2佐合、その#2佐合に続いたのは#3JAWSこと増田だった。#4松本はスタートミスで出遅れ集団に巻き込まれる。第1ダートを抜けたところで、全体が縦一列となり5位に、その直後4位にあがる、が前を行く3位の#11三苫がなかなか抜けない。

6ラップ目ようやく#11三苫をパスし3位に。2位の#3増田を捉えれば、その先に#2佐合がいる。そして残り6ラップというところで#3増田に追いつき、一気に抜き去り2位に上がる。#4松本の猛烈な追い上げが展開した。今回、コース全体のほぼ中央にヘアピンコーナーがあるのだが、そのヘアピンでは#4松本のハンドルバーが路面につくかと思わせるほど深いバンク角のスライドを見せる。何度見ても「スリップダウンするのでは」と思わせる深いバンク角のスライドだ。(コノ走りは、ぜひ一度ナマで観ていただきたい。かなりのインパクトがある。MOTO1ならそれを手の届くような距離で観ることができます。)

あとは#2佐合ひとり。06年第3戦Ebisuでの松本の猛烈な追い上げを思い出す。しかしスライドの多用からか、#4松本のリアタイヤはコーナー立ち上がりでスライドし始めていた。#2佐合もピットから#4松本が後ろについたこと知ったのか、ペースを上げる。佐合のライディングは松本とは全く違いスライドを極力抑えた走りだ。ハングオンを多用しマシンをたてたままコーナリングを終える。この2人は対極的なライディングをする。

逃げる#2佐合、それを追う#4松本。このとき、松本のファンなのか、小さなこども達の声が聞こえた。「ゼッタイ、1位になれる!」「ヤッシ1位になって!!」「いけー!」しかし、その差は縮まらない。

ついにラストラップ。逃げる佐合を必死に追い続ける松本。その差は一瞬縮まるも、また佐合が引き離すという状態。最終コーナーを先に立ち上がったのは#2佐合だった。そしてチェッカー。最終戦は佐合の手に落ちた。

松本は猛烈な追い上げを観せたが2位となる、3位には#3増田が入った。SM450Rに乗る#13金児(モトスポーツK's)は8位となる。(大塚は怪我が直らず今回も参戦できなかった)

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    #3増田をパスし2位にあがる#4松本(Agip Husqvarna RACING WORLD with CPsports)。

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    観戦スペースの目の前を走るSM450RRと#4松本。MOTO1の魅力のひとつは、手の届きそうなほど目の前でレースが行われることだ。これは想像以上に興奮する。今回はレースと同時に映画の撮影も行われたが、レースが始まると出演の女優の方々も本気でコースサイドから応援していた。

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    旋回マシンと言われるほどのSM450RRの特徴をうまく生かした走りをする#4松本。

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    SM450Rと#13金児(モトスポーツK's)。今回は8位。

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    スタート前の選手紹介をうける#4松本。この最終戦も多くのファンの皆様に応援に来ていただきました。

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    今年47歳、今も現役。#13金児はMOTO1をライダー側から、またSHOP側から作ってきたライダーのひとりだ。長野市在住だが長野にMOTO1ライダーが多いのはこの金児(バイクショップ モトスポーツK's)のおかげといってもいい。その穏和な人柄で多くのライダーに慕われている。

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moto1 unlimited class
ハイサイド。

ンリミテッドクラスチャンピオンを早々と決めたハスクSM630R#1小林(Te's倶楽部withハスクバーナ)が今回もPPを得る。2番グリッドはBMWの#69和泉がつく。

#1小林は昨年、#69和泉の地元Sugoでやられている。和泉はちょっといやなライバルだ。とにかく意外な速さを秘めているのがこの#69和泉なのだ。

HoleShotは小林が難なく決める。しかしコース中央にあるヘアピンのブレーキングでその#69和泉が#1小林のインを差しトップに立つ。和泉の特長はすばらしいマシンコントロールとスムーズなライディングだ。決してアグレッシブではないためわかりにくいのだが、マシンを丁寧に扱い上位に入ってくる。今までエンデューロマシンWRでの勝利や、市販車BMWでの勝利などがある。今回も#1小林に襲いかかる。

その後も毎ラップにわたってこの2人は1コーナーで猛烈なバトルを繰り返す。6ラップ目、その同じヘアピンで今度は#1小林がインを差しトップを奪い取る。と、#1小林は猛烈なダッシュをかけ一気に引き離す。

和泉との差が大きくなり、このままトップを守りきり…と思わせた1コーナーでなんと#1小林はハイサイドで転倒。地面に叩きつけられた。近くの観客から悲鳴とも聞こえる声がする。

小林は全身を強打する、しばらくして立ち上がるがそのままリタイヤとなってしまった。

レースは、そのまま#69和泉がそのままトップでチェッカー。今期初勝利をあげた。2位には#2千葉が入った。

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    SM630Rと#1小林(Te's倶楽部withハスクバーナ)。レース序盤、#69和泉と激しい戦いをする。

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    ついに#69和泉を引き離し、トップに立つ#1小林。

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    #1小林はハスクバーナで2年連続のmoto1アンリミテッドクラスチャンピオンとなる。

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    ハスクバーナを応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。

 
MOTO1 ミニ知識

ロードレース出身ライダーと、ダート系出身ライダー。
ダート系出身ライダーは当然だがダートセクションを得意とする。ジャンプや、ダートでのマシンコントロールが上手い。ロードレース出身ライダーは、高速スピード域でのマシンコントロールが上手い。例えば高速コーナーである。雨になるとダートセクションがキャンセルになったり、短くなったりするので雨のレースも比較的ロードレース出身ライダーが有利になったりもする。このロードレース出身ライダーの代表は、moto2なら#44山下政弘や#4山下朋希、そして今回2位に入った#12長谷川に、3位に入った岸田。moto1なら#13金児伸二(金児はミニモトや、エンデューロもやっていた)や、#11三苫らがいる。

ダート系出身ライダーは、モトクロス出身とダートトラック出身に大きく分かれる。モトクロス出身の代表は、ハスクバーナライダーではアンリミの#1小林、moto1は#4松本、#12大塚。#2佐合(全日本モトクロス125チャンピオン)、#3増田(増田はヤマハのモトクロッサーYZFシリーズの開発ライダーでもある)らもモトクロス出身だ。moto2では#1佐々木、#2谷田部らがそうだ。ダートトラック出身は、今では#17渋井のみとなった。変わったところでは昨年まで参戦していた河合は、トライアル世界戦の出身だ。

これ以外に純粋なモタード育ちのライダーがいる。そのほとんどが若いライダーだ。moto1では#27金児隆太、moto2では#7ミッキー・ベンバサットや#15松本がいる。最も変わったところでは、峠出身というライダーもいる。代表的なライダーはmoto2の#70高山。アンリミの#69和泉もレース出身ではなく峠や、Xtreme系のライダーだ。スーパーモタードレースMOTO1が異種格闘技レースと言われるのは、このようにいろんなジャンルのライダーが闘うからである。ライダーの出身がわかると、コースの特徴と比較することでレース展開の予想もつくのでなかなか面白い。

MOTO1 アーカイブ

 
 

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